第8回
LaTeXによる文書作成(1)
- TeX, LaTeXの概要.
- LaTeXによる文書作成の流れ.
- テキストエディタでソースファイルの作成.
(例えば,foo.tex.ただのテキストファイルだが,
LaTeXのコマンドも書いてある.拡張子は".tex".)
- コンパイル($ platex foo.tex)し,dviファイル(foo.dvi)を作成.
- プレビュー($ xdvi foo.dvi &).
- PostScriptファイルへの変換($ dvips foo.dvi で foo.ps を作成.)
- PostScriptファイルを見る($ ggv foo.ps &).
- PostScriptファイルの印刷($ lpr foo.ps).
- dviからPDFへの変換も可能.(dvipdfmx あるいは dvipdf を用いて
foo.pdf を作成し,acroread コマンドなどで閲覧,印刷.)
- ~/IL/tex の作成.サンプル(sample1.tex)をそこへダウンロード.
上の手順を実行してみる.(印刷は行わない.PDFへの変換も行わない.)
- サンプルの中身の理解.LaTeX文書ファイルのおおまかな構造.
プリアンブルと本文.初歩的(最低限)な LaTeXコマンド.
円記号とバックスラッシュに関する注意.
- LaTeXコマンドの分類.
- 単純コマンド: \LaTeX, \\ など.
- 引数のあるコマンド: \textfb{}, \section{} など.
- モードを宣言するコマンド: \large など.
- 環境コマンド(\begin{bar} で始まり,\end{bar} で終る.):
itemize環境など.
- プリアンブルに書くコマンド.(文書全体の設定を変える.
実際の説明は次回以降.)
授業で使うサンプルLaTeXファイル.
sample1.tex
LaTeX 参考書:
- 「文書処理システムLaTeX2e」,レスリー・ランポート,ピアソン.
(LaTeXの作者によるもので,LaTeXについての最も基本的な文献.)
- 「LaTeX2e 美文書作成入門」,奥村晴彦,技術評論社.
(初心者向けの良い入門書であり,
LaTeXでの日本語の取り扱い等も詳しい.)
- 「The LaTeX コンパニオン」,M. Goossens他,アスキー.
(LaTeXについてのかなり詳しい本.)
- 「LaTeX グラフィックス コンパニオン」,M. Goosens他,アスキー.
(LaTeXでの図版の使用に関する詳しい本.)
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2005/6/9 更新