CMBEASYのインストール方法

 配布中止みたいなので意味が無いような気がしますが途中経過(必要ライブラリのインストール方法)には需要があるようなので。
 最初に書き終わってから(2014年8月26日)殆ど修正していません。自己責任でお願いします。
 全てMacでの方法です。

下準備

  • Xcode
  • CMake
  • MacPorts及びFortran→Open MPIのインストールに必要。参考

をインストールしておく。

Qtのインストール方法

 とりあえず必要なライブラリを入れる所からやります。

 Qt(キュート)っていうのはどうもCMBEASYのGUIをコンパイルする時に必要らしく、無いとCMBEASYのコンパイル時にエラーが出ます。
 注意点としてはCMBEASYを使う時には最新版のQtではなくQt4を入れなければいけません。

Qt4のインストール

 Qtはバンドルファイルが配布されているので簡単です。Qt Documentationへ行き、Qt 4.8から自分のOSに合ったものを選んでダウンロードしますと思ったんだけどサイト改装された時にQt4の配布も終わってしまったみたいだ
 .dmgなのでいつもの様にダブルクリックでマウントして、中にあるインストール用ファイルをダブルクリック。いくつかフォルダ等が存在するかもしれませんが、無視して開いて一番最初に見えるやつをインストールすればOKです。

 特に設定も無く、インストーラ―の指示に従えばインストールできます。
 ちゃんとインストール出来ればCMBEASYコンパイル時のQtに関するエラーが消えます。

おまけ:Qt5(現時点での最新版)のインストール

 此方はQt4と共存させる事が可能です。
 先程のダウンロードページから最新版の.dmgを落とし、インストールするだけです。
 インストール先は変更できます。

 なおアンインストール等はインストールフォルダ内のMaintenanceToolから行えます。

GSLのインストール方法

 watermouthさんの解説を参考にしました。

 一部変更点があります。

GSLのダウンロード先

 公式サイトからリンクされている http://ftp.jaist.ac.jp/pub/GNU/gsl/ から取ってきましょう。gsl-latest.tar.gzが最新版です。

 ダウンロードしたら適当な場所に展開して、解凍したフォルダにターミナルで移動します。

呪文(コマンド)を唱える

 最初の呪文は./configure
 続いてmake
 最後に念の為make cleanと唱える。

エラーをどうにかする

 この辺どうなってるのか私には全然解りませんがやってみたら出来たので手順を追いましょう。
 以下、一行ずつ、呪文です。

make clean
export CFLAGS="-O0 -g"
./configure --disable-shared --disable-dependency-tracking
make
make check > log 2>&1
CFLAGS = "-Os -g" ./configure

インストールする

 インストールの為の呪文はsudo make install。sudoは必要らしいです。

 /usr/local/lib/ に拡張子が .a とか .dylib のファイルが出来ていて、 /usr/local/include/gsl/ にも何かできていればOK。

 動作確認については、私はサンプルファイルで上手くコンパイルできなかったのだけど、CMBEASYがちゃんと動いてくれたので多分大丈夫。

CFITSIOのインストール方法

 多分一番重要な所なのに入れたのが大分前なので(そして色々やってたらいつの間にかインストールに成功していたようなので)やり方が解らない。とりあえずダウンロードしします…公式ページThe latest version is always available from this link: cfitsio_latest.tar.gzから最新版を入手できます。

 そのちょっと下にHow to build CFITSIO as a Universal Binary on a OS-X Macintosh PC.とMac用の説明書があるので読んでみましょう。二通りのやり方がありますが確か上の方法で頑張った記憶があります。以下は訳。

  1. ダウンロードした .tar.gz を展開
  2. 解凍して出来た cfitsio フォルダにターミナルで移動
  3. cfitsio-xcodeproj.zip をこのフォルダにコピー(cfitsio-xcodeproj.zip は ftp://heasarc.gsfc.nasa.gov/FTP/software/fitsio/c/cfitsio-xcodeproj.zip からダウンロードできます)
  4. Xcodeで cfitsio.xcodeproj を開く
  5. 「Targets」を右クリックして
    1. Build PPC
    2. Build i386
    3. Build Universal
    を順番にやっていく。クリックだと上手くいかない時は右クリックで
  6. CFITSIOのrootディレクトリ(さっきのフォルダ)にlibcfitsio.aができていれば完成

 記憶ではXcodeで「Targets」なるものが何処にあるのか解らず、見付けても上手く操作できずに悩んだような…。今度スクショ取れたらUPします。

Open MPIのインストール方法

 公式サイトから最新版のソースを落としてきます。

 ダウンロードしたら適当な場所に解凍して、解凍したフォルダにターミナルで移動。
 以下の呪文を唱えたらインストールできます。

./configure --prefix=/usr/local/openmpi CC=gcc CXX=g++ F77=gfortran FC=gfortran
make
su
make install

 CとC++のコンパイラにはGNUのを指定しています(参照)。
 --prefix=の後ろはインストールフォルダの指定ですので別の場所に指定したい方はご自由に。

 終わったらmpic++と唱えてみてください。「ファイルが指定されていません」という旨のエラーが出たらインストール成功。
 command not foundと出るようならインストール失敗か、PATHが引けていないので参考サイトをご参照ください。PATHの通し方も記載されています。

参考サイト

CMBEASYのインストール方法

 配布元ページが無くなっているので、配布中止なのかも。

 基本は公式サイトの手順に従えばOK。

 解凍方法・インストール方法共にダウンロードページに記載されています。ビルドするだけでインストールしないなら、解凍場所は工夫したほうが良いかも。
 とりあえず以下では/usr/local/cmbeasy/に解凍したとして進めます。途中でパスを設定するところがあれば、各自自分が解凍した先に変更してコマンドを入力してください。

解凍と下準備

 ダウンロードしたフォルダまでターミナルで移動しておく。
 この呪文で解凍すると解凍前のファイルは削除されるので注意。

bunzip2 cmbeasy-4.4.1.tar.bz2
tar -xvf cmbeasy-4.4.1.tar

 続いてbuildフォルダを作成します。作成したらターミナルで移動しておきます。

export CMBEASYDIR=/usr/local/cmbeasy
mkdir build; cd build

 1行目は環境変数の設定なので唱えておいてください。

コンパイル

 CMakeを使ってコンパイルします。設定ファイルは一応入ってはいるのですが、上手くいかないので途中で要設定です。

cmake /usr/local/cmbeasy
ccmake .

 2行目のコマンドで設定を確認できます。ここで必ず以下のように設定すること。

CMakeの設定

 一応矢印キーでカーソルを動かすと下に説明が出ます。大事な所を書き出しておくと、

  • BUILD_GUIはONに(enterボタンで切り替え)
  • CFITSIO_DIRはインストールしたディレクトリを指定
  • GSL_CONFIGもインストールした場所に指定
  • MPICXXは実行ファイルのエイリアスを探して指定
  • QT_QMAKE_EXECUTABLEはQtのqmakeファイルを指定

 設定はenterボタンで編集モードに切り替えられます。設定できたらcを押して出てきた画面の指示に従います(何故か私の場合2回同じ動作をしないとターミナルに戻れなかった)。

 設定出来たらコンパイルの続き。

make xcmb cmbeasy
xcmb $CMBEASYDIR/resources/configuration.cfg

 1行目のコマンドでstd(名前空間)がどうたらこうたらというエラーが出ると思いますが無視してかまいません。他に「このライブラリが見付かりませんでした」的エラーが出ていたらこの記事の一番初めに戻って必要なものを揃えるべし。

 2行目のコマンドで「xcmbとかいうコマンド無いから」と言われたらcmbeasyのフォルダまでPATHを通しましょう(参考サイトを参照)。

動作確認とインストール

 buildフォルダ内に出来たbinディレクトリの中のcmbeasyが実行ファイルなので、叩いてみてCMBEASYが起動すれば成功です。
 インストールしたい人は管理者権限でいつも通りmake installしましょう。お疲れ様でした。

参考サイト

 CMBEASY on Gentoo Linuxは一番参考にさせていただきました(必要ライブラリとか)。しかしLinuxへのインストール方法のため、こちらで紹介されている修正パッチについてはMacへのインストール時には必要ありません。